日本植物医科学協会理事長
難波 成任
難波 成任
このたび、当協会と東京大学植物医科学研究室は、新たな電子ジャーナルを共同で創刊することになりました。これまで植物医科学の教科書となるものは、2008年に初めて発刊し、2022年に「植物医科学 第2版」(520ページ、フルカラー)として刊行しましたが、植物医科学の専門家や植物医師を志す人向けの内容でしたので、現場の農業生産者の方々にはやや難解でした。そこで、最新の植物病などに関するトピックについて、植物医科学の知識のない方々にも読みやすい記事を、豊富な写真を交えて、毎月提供することにいたしました。本ジャーナルの発刊趣旨は以下のとおりです。
- 読者は農業法人などで植物生産に携わる方々を対象とします。植物生産上役立つ内容を、豊富な写真を駆使して、できるだけ平易に解説します。従って、専門家を対象とした、一般の学術雑誌にあるような難解な用語や表現はできるだけ使わないようにしています。購読料は無料です。
- 執筆陣は原則として現場経験や知識の豊富な国家資格を有する植物医師です。
- いま話題の植物病や、健全で安全な植物生産に役立つ情報、ほかの書物や雑誌では得られない大切な心構えなどについて、総説のスタイルで紹介します。通常の書物や雑誌、ウェブページでは紹介できない貴重な情報を提供します。
- 読者が記事を読んで感じたことや、生産にあたって生じた疑問について問い合わせたいこと、さらにはご意見や掲載して欲しい内容などがあれば、メールで協会( journal-at-jaclips.jp [-at-を@にご変換ください])にお問い合わせいただけます。
以上のように、本誌はこれまでにないユニークな電子ジャーナルで、仕事場や自宅のパソコン、現場でスマホやタブレットなどによりいつでもどこでも手軽に読める雑誌です。ぜひご活用下さい。